「司法試験」ぼちぼちでんな日記

2004.9.10 その2

「オランダ刑事司法~翻訳への道~第6回」

The rationale for the time limits is related to the reduced societal need to punish the offender, and the difficulties in gathering evidence after a long lapse of time.
(「The Dutch criminal justice system」 48ページ)

対訳

時効の根拠は、行為者を処罰する社会的な必要性が減少すること、および、長期にわたる時間の経過によって、証拠収集の困難が生じていることに関係する。
(「オランダ刑事司法入門」 66ページ)

少し以前のニュースになるが
時効制度が訴追の障壁となった事件について
「女性教諭殺害:元警備員が実況見分拒否 解明に時効の壁」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040831k0000m040066000c.html

感情論では割り切りにくい時効制度だが、
このような理論的根拠から導かれている。

また、これら上記理由以外に
「一定の期間訴追されていないという事実状態を前提に
国が訴追権を発動しない」とする見解もある(田宮 刑訴223ページ)。(完)
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by mondening | 2004-09-10 23:29 | オランダ
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